ビットコインを売買したことがある人ならスプレッドという言葉を聞いたことがあると思います。
スプレッドが何かということは、ビットコインを取引するうえで必ず理解しておく必要があります。
スプレッドを知らずに取引を行っていると、知らないところで無駄なコストを払うことになりかねません。
勿論、私も最初はスプレッドという言葉さえ知りませんでしたが、理解したことで売買方法の選択に大きな影響を与えることになりました。
この記事では、ビットコインの売買において基本的なことではあり、必ず知っておくべきスプレッドについて今一度わかりやすく解説します。
最後まで読んでいただくと、ビットコインの売買とスプレッドの関わり合いがよく理解出来るはずです。
暗号資産取引所での取引方法
暗号資産取引所での取引方法には、大きく分けて販売所と取引所の2種類があります。
暗号資産取引所とは、自らビットコインなどの売買を行なったり、ユーザー同士の取引場所を提供する会社のことです
そのうち、今回のテーマであるスプレッドは販売所での取引で発生します。
ここからは販売所での取引を前提に解説します
販売所
販売所とは?
暗号資産取引所における販売所とは、ユーザーと暗号資産取引所が直接取引を行う場所です。
ちなみに、取引所とは暗号資産取引所が提供しているユーザー同士が取引する場所のことです。
今回は取引所のことは忘れて下さい
スプレッドとは?
販売所における購入価格と売却価格との差額であり、ユーザーに取っての実質的な手数料である
上の画面は、「GMOコイン」アプリの販売所画面です。
実は、もうこの画面に答えが書いてあります。
画面上部の黄色枠の金額の差
「購入価格(円)」2,633,721円ー「売却価格(円)」2,505,247円=128,474円
この購入価格と売却価格の差「128,474円」のことをスプレッドと言います。
言い換えると、「もし今、1ビットコインをこの販売所で同時に売買すると、それぞれこの価格になります。」という意味です。
つまり、同時に1ビットコインを売買したとすると、瞬時にこれだけ損をするということです
スプレッドはなぜ発生するのか?
販売所では、暗号資産取引所とユーザーとの1対1の取引となります。
そして、ユーザーは暗号資産取引所の言い値で売買をすることになります。
暗号資産取引所は、ユーザーから安く買って高く売ることで利益を得ているのです。
つまり、スプレッドが販売所における暗号資産取引所の儲けであり、ユーザーにとっての実質的な手数料ということになります。
スプレッドを節約するには
販売所で売買をすると必ずスプレッドを負担することになりますが、それ以外に勿論、販売所で売買するメリットもあります。
従って、スプレッドの低い暗号資産取引所を利用したり、可能な場合は取引所で売買するなど、必要に応じて使い分けることが重要です。
長いスパンでみると、負担コストに大きな差が生まれます
まとめ
- スプレッドは販売所での取引で発生
- 販売所における購入価格と売却価格との差額であり、ユーザーにとっての実質的な手数料
- スプレッドを節約するためには、スプレッドの低い暗号資産取引所を利用したり、可能な場合は取引所で売買するなど、必要に応じて使い分けることが重要
暗号資産取引所にはそれぞれ長所と短所があるので、リスクヘッジやコスト管理の面からも、複数の暗号資産取引所を使い分けることが重要です。
投資の目的は人それぞれなので、スプレッドをよく理解したうえで、自分に相応しい売買方法を見つけて下さい。
知らないところで余計なコストを払ってしまうことにならないようにしましょう
最後までお読みいただき有難うございました。
投資の最終判断は自己責任でお願い致します
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